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毒餃子報道の中国語誤訳問題


連日の中国餃子問題の中で、
中国製ギョーザ:テレビ朝日の報道で中国語「誤訳」論争
というニュースを目にしました。

このニュースによると、
中国紙の見出し「日媒体炒作毒餃子事件」という中国語を、テレビ朝日「ワイド! スクランブル」で「日本メディアが毒餃子事件を捏造」とテロップを流し報じた。

ただ、この中国語の「炒作」という言葉に「捏造」を充てるのは誤訳である
ということで、日本側が逆に捏造している!と騒動になった模様。

それに対しテレビ朝日側は「辞書にも載っていない口語表現では『捏造』というマイナスイメージの意味もある。誤報、誤訳には当たらない」とコメントしているとか。

むぅぅぅ。どうなのかなぁ……。

実はワタシも以前、某テレビ局の日曜朝の番組のビデオ翻訳をしたことがあるん
ですが……。なるべく丁寧にニュアンスをこぼさないように翻訳しようとしましたが、
その後の編集会議で「これはこういう意味に取れない?」と逆にディレクターさん
(外部制作会社のディレクターさん)から誘導されることもあったんですよねぇ〜。

あとは、翻訳者のこの事件に対する思い込みとか感情とか、入っちゃいけないのは
みな重々承知なのですが、無意識のうちに相手の言葉に自分の観念を乗せて
ニュアンスを感じとってしまうこともありますし……。

しかし、今回は人がしゃべっているものではなく、新聞のタイトルの翻訳
だそうですから、ちょっと先走っちゃった感はあるのか……。

でも、
「辞書にも載っていない口語表現では『捏造』というマイナスイメージの意味もある」
というのは、ちょっといいすぎかな……確かにマイナスイメージの言葉ですけど。

ひょっとしたら「炒作」という単語を見た翻訳者がとっさに
「炒作謡言」(大げさにデマを流す)という言葉を思い浮かべたのかな……。
それだったら「捏造」と訳しても問題ない範疇だと思いますし。

それにしても、この騒動。誰が責任を取るのかわかりませんが(誰も取らないか!)
結局、問題究明よりも、それこそ「どっちのせいだ」ってことに騒ぎすぎ(炒作)
たせいで、ややこしいことになっちゃったんでしょうね。

皮厚水餃子大ファンとしては問題の原因が究明されることを願ってやみません。


コメント
あらゆる通訳職の中でも……、
政治通訳、司法通訳、警察通訳だけはキツイですね。
私も警察通訳になれなくて良かったです。(絶対挫折してる)
司法通訳は、誤訳は偽証罪に問われるそうですし……、
別の意味で「言葉のチカラ」って怖いですね。
「炒作」に「捏造」はちょっと・・・でも本当にマスコミがあえて仕掛けた感もあるかも。。。(悲しい)
この間も福田首相の訪中のスピーチで、「支持しない」を「反対する」みたいに通訳しちゃって大問題になってましたね〜・・・
翻訳者として、自分も気をつけなきゃ!と思わされる事件。
私も皮厚水餃子ファン!この間は数年ぶりに、自分で皮まで作って水餃子しちゃった。食べられないと思うと食べたくなるのが性分、、、
  • saiko
  • 2008/02/12 9:05 AM
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